京都下鴨の足つぼ専門店揉むサプリの「足つぼ健康コラム」を執筆している、外科医の松崎です。
私は普段がん患者さんの診察を担当していますが、身体のむくみ、特に足にむくみを認める方が多いです。
ひどい方だと歩くのも辛くなり、日常生活に支障が出ている場合もあります。
では、なぜがん患者さんにむくみが多くなるのでしょうか?
むくみの原因は?
原因として以下のことが考えられます。
• リンパ浮腫(リンパ液の流れが阻害される)
• 薬剤(抗がん剤、ステロイドなど)の副作用
• 腫瘍の圧迫(腫瘍による静脈の圧迫)
• 栄養状態の悪化(アルブミンの低下)
先ほども述べましたように、足のむくみがひどくなると、歩行や移動が困難になり、疼痛や不快感などが生じます。
また浮腫の部位は感染のリスクが高まるため、蜂窩織炎を起こして赤く腫れる場合もあります。
むくみの治療法は?
治療法としては以下の方法が挙げられます。
• 圧迫療法(ストッキングや包帯による)
• 運動療法(血液循環を促す運動)
• 薬物療法(利尿剤や抗炎症薬など)
• 栄養管理(タンパク質の摂取)
がん患者さんの場合、治療に難渋することも多く、症状が続くと生活の質が低下し、
患者さんへの負担が増してしまいます。そういった患者さんのむくみに対して、
何か良い方法はないかと常々考えていました。
足のマッサージでお世話になっている『揉むサプリ』の有坂さんに相談してみると、やはり足のむくみが
ひどい方が多いと聞きました。
中にはがんの闘病中の方もおられ、施術を受けるとむくみが取れて足が軽くなったと非常に喜ばれるそうです。
何度かマッサージを続けると、体調も良くなり、顔の表情も明るくなったという話も聞きました。
がん患者さんが病院で治療を受けると精神的、肉体的にも負担が大きくなってしまいますが、
マッサージならリフレッシュ効果も期待でき、利用しやすいのではないかと思います。
普段から足のむくみでお困りの方は、ぜひマッサージを試してみてはいかがでしょうか?